データを整理しましょう
データを整理する
用語集を作成したら、データをどのように扱って保持したらいいのかを考えます。
勤務記録のシステムですから以下のようなデータを扱うことが想像できます。
No. | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | タイムカード | 出退勤を記録するいわゆるタイムカード |
2 | 休暇届 | お休みする時は休暇届を提出する会社は多いですね |
3 | 人 | 社員がいます |
4 | 組織 | 社員はどこかの組織に所属します |
こんなふうに | 用語集を基にデータを眺めてみます |
データの項目ひとつひとつを眺めていると同じデータの仲間を見つけることができます。
タイムカードと休暇届は別のものですが以下の点で仲間(共通点がある)と言えます。
- 社員が
- 情報を記録し
- 記録した情報を
- 申請し (申請日を持ちますね)
- 承認される (承認日を持ちますね)
タイムカードと休暇届は「文章(誰かが何かを記録したもの)」というものに抽象化できそうです。
オブジェクト指向のプログラミング言語であれば「文章」というクラスを基に(継承)して「タイムカード」や「休暇届」をインスタンス化すればよさそうです。
データベースの設計では「文章」という単位でタイムカードや休暇届の申請や承認の管理ができそうです。
こんなふうに言葉を眺めて抽象化したり、反対に抽象化されたものを具体化したりしてデータをどう整理して扱うかを考えていきます。